【marketing】「コロナ禍の子育て」意識調査
「コロナ禍の子育て」意識調査
なぜコロナ禍で子育て家庭の貯蓄が増えたか
1年以上に渡っている、コロナ禍。
子育てへの影響をアンケートで探ってみると、「子育てママはコロナを深刻に捉えている」。しかし、「実際問題として、子育てママはそれほど困っていない」という相反するような結果が見えてきました。前者の「子育てママはコロナを深刻に捉えている」については、さまざまなグラフ、コメントから見て取れます。「コロナ禍以前と比べて20%以下しかお出かけしてない」ママが7割近くもおり、「子どもにもっと経験させたいがコロナが怖い」「絶対にかかりたくないので、お出かけ先も友達も限定して生活」など、妊娠中だったり、小さな子どもを育てているママたちが、感染をシビアに捉え、外出を制限しながら生活している様子がわかります。
しかし、「実際どのくらい困っているのか」を見ると、家計の支出では、ステイホームによって外食費やレジャー費、交際費が減った一方で、食費や水道光熱費など増えた支出もあるものの、減った項目に比べると少なく、「貯蓄が増えた」とする回答も16.9%を占めるなど、むしろ家計に余裕が生まれた家庭もあったことが伺えます。
コロナ禍の子育てについて嘆いている声も多いのですが、その中身は、「家族で旅行に行きたいが行けない」「お宮参りなどのイベントに祖父母を呼べない」「行事やイベントが減って子どもがかわいそう」といった、大半は「今までと同じことができない」ことに対するもの。その反面、「2歳なので家でも公園でも児童館でも全力で遊んでいる、子どもは遊びの天才」「オンライン講座で充実している」「家でトランプ遊びをすることなどが増え、家族の絆が深まった」「今までしなかったハイキングなど自然に触れる機会が増えた」など、「コロナ禍でも同じように楽しんでいる」「今までしなかったことを楽しんでいる」声も多くあり、見方を変えて現状を楽しんでいるママもたくさんいるのです。
調査方法:インターネット上でのアンケート
調査対象:栃木・茨城・群馬・埼玉在住の子育て中の母親118 名
調査期間:2021 年3 月10 日~3 月21 日