【marketing】自己肯定感を高めなければ、という呪縛

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自己肯定感を高めなければ、という呪縛

2015年にベストセラーになった『「学力」の経済学』の影響もあり、ノーベル経済学賞受賞者ヘックマンが説く、子どもの「非認知能力」の大切さが知れ渡って久しい現在、「自己肯定感」は、子どもを育てる親たちが嫌でも何度も耳にするキーワード。

日本の子どもたちの自己肯定感は諸外国と比べて極端に低いことも、よく知られていて、「子どもの自己肯定感を高めよう」と題した講演会のお知らせや冊子が幼稚園・保育園の保護者会や小学校のPTAなどで配布されることがあります。

そんな「自己肯定感」は、まさに子どもを育てている親自身にとっても、「我が家の教育方針」の頻出ワード。

しかし、実際の子育てママの声を聞いてみれば、

「メンタル面を強く、自己肯定感を持てる子に育てたいです!でも、実際は難しい」

「自己肯定感を最も大事にしたいのですが、親の都合や時間で怒ってしまったり否定してしまったりしてあまりうまくいかないのが現状」

「自己肯定感を一番に育んでほしいと思いつつ、自分に余裕がなく怒ってしまう時も」

「自己肯定感はあったほうがいいけど全然親ができていない」」「コミュニケーション能力や社会性、自己肯定感は親が見本を自然に見せなきゃいけないかな…と。親の自分から努力しようと」

思えば、親自身も元をたどれば、自己肯定感を高めようと育てられた世代ではない「日本の子どもたち」だったはず。まず必要なのは、親の自己肯定感を高めることなのかもしれませんね。

調査方法:インターネット上でのアンケート
調査対象:栃木・茨城・群馬・埼玉在住の子育て中の母親
回答数:162
調査日:2021 年 9 月 24 日

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