【marketing】「一生専業主婦でいたい」専業主婦は希少である

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「一生専業主婦でいたい」専業主婦は希少である

「専業主婦が憧れ」「結婚したら専業主婦になりたい」と多くの日本人女性が望んでいる、という言説はよく耳にしますね。

しかし、本当にそうでしょうか。

現在専業主婦の状態にある、子育て中の母親のうち、「将来に渡って専業主婦であり続けたい」と思っている人は、ごくわずかです。希少、といっても過言ではありません。ほとんどの専業主婦は「いつかは働きたい」と考えているのです。

ここで疑問が湧きます。

では、なぜそもそも専業主婦になるのだろう?

ここで参考になるのが、「幸福度」です。ある調査によると、「現在の生活に満足している」と答える割合は、専業主婦の方が、働く女性に比べてはるかに多いのです。実際に働く女性の40%近くが「本当は専業主婦になりたい」と回答しています。専業主婦は働く女性よりも幸福である、と言えます。

その理由として、考えられる別のデータがあります。「日本の働く女性は、世界一長時間働いている」というデータです。この「働く時間」は、有償労働と、家事や育児などの無償労働を合計した時間。もちろん、長時間労働で知られる日本人男性よりも長いのです。それは、「日本人の男性が家事や育児にかける時間が少ない」ことの裏返しでもあります。

つまり、日本人女性は、結婚して子どもが生まれると、外の有償労働にプラスして、家での家事・育児が一人の背中にのしかかってきます。自分の時間どころか睡眠や休息の時間すら取れない、一刻も気が休まらない…心身ともに疲れ果てた女性が選ぶのが「専業主婦」です。つまり、専業主婦は、「一時の休息場所」、命からがらたどり着いた期間限定の避難所なのかもしれません。一部を除く大多数の女性にとっては、いつまでもいたい楽園ではないのです。

調査方法:インターネット上でのアンケート
調査対象:栃木・茨城・群馬・埼玉在住の子育て中の母親
回答数:920
調査日:2022 年 1 月 21 日

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